金属アレルギー
金属アレルギー とは?
金属アレルギーについて、心配している方もいることでしょう。そこで、金属アレルギーについての情報を差し上げたいと思います。
花粉症や動物アレルギーなどと同じように、金属に対してもアレルギー反応を起こすことを金属アレルギーと呼びます。
金属アレルギーとは、アクセサリーや日用品に使われている金属が、汗や体液などでわずかながらに溶け出し、イオン化した金属が身体に入り込み、許容量を超えた時に、次に同じ金属が触れると拒絶反応を起こして、皮膚がかぶれる現象のことです。(アレルギー性接触皮膚炎といいます。)
まず、金属アレルギーを起こしやすい金属についてですが、
起こしやすい金属 ⇒ 起こしにくい金属の順番に
1.ニッケル/コバルト/クロム →
2.亜鉛/マンガン/銅 →
3.銀/プラチナ/パラジウム/金 →
4.チタン
汗の中の塩素イオンはニッケルを溶かす作用が強い為、金属アレルギーが起きやすいのですが、安い粗悪品でなければ殆ど使われていません。銀という金属には毒性が無く、あらゆる面で非常に安全だと言われています。食器や歯科用の義歯などに銀が使われているのはそういった理由からです。
ですが、家庭用品に使われる金属製品の多くは、色合いを良くし、耐腐食性を持たせるために、メッキという形で多種金属の表面加工がされています。宝飾品に使われている金属の多くも、合金を用い、あるいはその上にメッキを行っています。
ハートアートのジュエリーの地金は925シルバーですが、表面にロジウムもしくはプラチナの加工をしてあり、両方とも一般的にはアレルギーの心配は低いものです。
一度、金属アレルギーになってしまうと、完治することは難しいので、心配な方は金属アレルギー検査を受けられるとよろしいでしょう。特にピアスなどは肌に直接穴を開けるため、皮下組織が直に触れることで、金属アレルギーを起こしやすいといえます。検査をきちんと行ったうえで、高品位の貴金属をご使用することをおすすめします。
体質によって、かゆみ・かぶれを生じる場合がありますので、皮膚に異常を感じたときは、ご使用をお止めいただき専門医にご相談くださいますようお願いいたします。