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Vol. 21 エヴァリン・ウォルシュ・マクレーン(1886-1947)


ホープダイヤモンドを所有したアメリカ社交界の名士

エヴァリン・ウォルシュが10歳のとき、父親が思いがけず成功しました。所有していたキャンプバード金鉱山ではピーク時には一日に5,000ドルもの金を産出していました。翌年、一家はコロラドからワシントンD.C.の社交界に移り住んでいきます。

若くしてエヴァリンは富の醍醐味を知ったのです。12歳で父親に頼んで通学のために馬車を買ってもらったそうです。

1908年にウォルシュはワシントンポスト社主の息子であるエドワード・マクレーンと結婚。ヨーロッパへの新婚旅行のために10万ドルを受け取りましたが、彼らの浪費ぶりではすぐに足らなくなってしまい、送金を頼んだほどでした。現金が送られてくると、エヴァリンは95カラットの「東洋の星」がセットされたジュエリーを購入しました。

2年後にパリに滞在したときに、ピエール・カルティエは彼女に数々のジュエリーとともにホープダイヤモンドを見せました。カルティエは彼女にこのダイヤモンドに関するストーリーを話し、ホープダイヤモンドが持ち主に不幸を運んでくるとの評判があることも認めました。カルティエは、マクレーンが不運のお守りこそ幸運を運んでくると信じていること、そして、彼の暗示は彼女の興味をそそると知っていたのです。カルティエの考えは正しく、結局マクリーンはホープダイヤモンドを購入したのです。

長年、マクレーンは無頓着であると評判になっていました。ある時、質屋が彼女の家を訪れ、売りたいジュエリーを見せてほしいと頼んだそうです。彼女は窓辺によりかかったままで、愛犬のグレートデン「マイク」を呼び寄せたのですが、マイクの首にはホープダイヤモンドがセットされたジュエリーが下がっていたのです!

彼女は贅沢な社交家で、彼女の催すパーティーはその時代の名士たちを楽しませたものです。また、第二次世界大戦中には、多額の寄付をしたり、個人的にもボランティアとして活動しました。

彼女の生活は豪華なものでしたが、決して幸福ではありませんでした。息子は9歳で交通事故死、夫はアルコール中毒になり精神病院で死亡、娘は25歳で睡眠薬の過剰摂取で死亡。彼女自身も時折モルヒネ依存になっていました。

エヴァリンは彼女の人生を通じて、ジュエリーを愛し、ダイヤモンドのロマンスや神秘性を高めたといっても過言ではありません。ホープダイヤモンドがエヴァリンの手元にやってくる前にも様々な逸話がありましたが、彼女が亡くなったときには、ホープダイヤモンドは世界で一番有名なダイヤモンドになっていました。

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