「トラベルジュエリーってすごい!」の体験談
その昔、宝石鑑定の勉強のためロサンゼルスに留学していたときに、たまたま宝石業界の関係者が集まるシンポジウムがあって、毎晩のようにパーティーが開かれました。もちろん、何を着ていくか、そして、どんなジュエリーを着けていくかは悩むところでした。でも学生の身分の私がそんなに立派なものをもっているはずも、はたまた買えるはずもありません。
その時、手元にあったのは日本のアクセサリーショップで買った3万円のネックレスとイヤリングのセット。アクセサリーとしては高額だったけど、人工宝石を使っていて見た目はかなり「イケて」いたので思い切って買った覚えがあります。ロサンゼルス自然史博物館で開かれたパーティーにこのセットをして出かけたのですが、作りが精巧だったことと、照明が暗かったこともあって?何と10人くらいから「そのネックレス素敵ね!」と声をかけられたのです!!!
3万円のアクセサリーを宝石業界のプロたちが集まるパーティーで10人もの人たちからほめられる!?これって、見た目が高額なものであれば、精巧なイミテーションであっても用を成すってことの証明だったようです。その頃はまだ「トラベルジュエリー」って言葉は知らなかったけど、その威力については既に身をもって知っていた私でした。 そのパーティーにしていった3万円の“ジュエリー”セット
今の私だったら、テニスネックレスをして行きます!