Vol. 5 フォルツハイム宝飾美術館
フォルツハイム宝飾美術館(ドイツ、フォルツハイム)
Schmuckmuseum Pforzheim, Pforzheim, Germany
フォルツハイムは200年以上にわたり、ジュエリーと時計産業の中核を担ってきました。フォルツハイム宝飾美術館は、フォルツハイム市の文化的な焦点です。紀元前3000年から現代までのユニークなジュエリーのコレクションを展示している宝飾美術館は世界中から関心を寄せられています。
19世紀後半に、美術工芸協会とバーデン大公美術学校が所蔵品の収集を始めましたが、これには、歴史的なジュエリーからアールヌーボーのジュエリーまでが含まれていました。目的としてはフォルツハイムのジュエリー工房で働くジュエリーデザイナーが新しいものを創作できるようにインスピレーションを与えることでした。1938年には2団体のコレクションはフォルツハイム市立のジュエリー美術館として集められ、一般に公開されました。第二次世界大戦中には、コレクションは安全な場所に移動・保管されましたが、建物は破壊されました。
1961年10月に新しい建物で開館したときには、ジュエリー美術館のコレクションは拡大し、多くの素晴らしい作品を収蔵しました。その中には紀元前4世紀のギリシャのゴールドジュエリーも含まれています。また、美術館内には歴史的な時計のコレクションもあります。
ジュエリーの歴史的発展について展示するだけでなく、フォルツハイム宝飾美術館は現代金細工作家の創作ジュエリーも見せ続けています。