Vol. 16 ヴィクトリア・アルバート美術館
ヴィクトリア・アルバート美術館(イギリス、サウス・ケンジントン)The Victoria and Albert Museum, South Kinsington, England
1852年、装飾芸術美術館がロンドンに開館したとき、装飾芸術に特化したコレクションが他にはほとんど無かったため、急速に世界中で最も重要なものがここに集められました。コレクションが急速に大きくなっていったため、美術館は数回の移転を余儀なくされました。最終的に落ち着いた建物は1890年代の終わりに建てられ、ヴィクトリア・アルバート美術館と名称も変更されました。
スポンサーであるアルバート殿下のように、この美術館は当初からとても人気があったため、名士たちからジュエリーなども含む素晴らしいコレクションが寄贈品が数多くありました。
ヴィクトリア・アルバート美術館のジュエリー展示はジュエリー制作の記録としても素晴らしいものです。ギリシャ、ローマ、ゲルマン、バイキング、アングロサクソン、エルトリアの紀元前1000年から紀元700年のジュエリー、ヨーロッパや中東の中世の宗教的・お守りのジュエリー。また、ムーア人のジュエリーという珍しいものや、ルネッサンスの複雑で素晴らしい仕事が施されたジュエリーもあります。
19世紀のジュエリーのスタイルはとても良く表現されています。モーニングジュエリー(喪に服すときのジュエリー)、ベルリンの鉄製品、ペースト(模造宝石)、古物、自然主義のダイヤモンドジュエリーなどです。また、現代のデザイナーのジュエリーや、アールヌーボーやアールデコのジュエリーもあります。印鑑、時計、ボックス、剣などのオブジェなどもあり、コレクションを見ごたえのあるものにしています。
2015-03-11 21:02
宝石のある博物館
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