マハラジャのジュエリー
上野の東京国立博物館・表慶館で開催されているジュエリー展覧会「Story of… カルティエ クリエイション・めぐり逢う美の記憶」に出かけてきました。
カルティエの顧客だった王侯貴族や大富豪などが、特別にオーダーした貴重なジュエリーが個人的なつながりやオークションを通じて収集され、カルティエ社が現在所有しているアーカイヴピース1370点などの中から276点が展示されていました。
今回の展覧会での目玉は、インドのマハラジャの儀式用ネックレス。ポスターやリーフレットにも載せている逸品です。驚くのはネックレスの大きさで胸全体を覆い尽くすほどで真中の長さは27センチ!センターピースに使われている234カラットのイエローダイヤモンドをはじめ、数多くの宝石が散りばめられ、総カラット数は1000カラット以上という豪華さです。重さも相当なものであるはずなので、このジュエリーは男性でないと着けこなせないでしょう。
貴重なジュエリーの数々は一目見るだけでも価値があります。
ジュエリーが権力の象徴的な意味合いが強く、王侯貴族や大富豪のためだけであった時代とは異なり、現代に生きる私たちは、特別な立場にいなくても、気軽に自分に似合うジュエリーを選んで自由に装うことができますね。それって、とても幸せなことですよね!