ラウンドブリリアントカット
ダイヤモンドの結晶は八面体をしているのですが、それをもとにした伝統的な形がラウンドブリリアントカットです。光の屈折率が最も効果的に映し出されるカット方法でダイヤモンドの美しさが最大限に引き出されます。他のカットと比較すると、モザイク模様の強い輝きが放たれます。このカットをするためには、ダイヤモンドの原石は約半分まで研磨されるのです。それだけの犠牲を払わなければ得ることのできない、神秘的な輝きや煌めきなのですね。他のブリリアントカットとの違いは、丸形をしている点です。頂部と下部の平面部分をそれぞれテーブル、キューレットと呼ぶのですが、ラウンドブリリアントカットの場合、この2つの平面が正八角形になっていなくてはならないのです。ダイヤモンドをカットする職人さんの正確無比な技術が要求されます。