マーキーズカット
上下の先端が鋭く尖った細長い形で、二つの側面は緩やかなカーブのカットです。原石が細長い石の場合に用いられ、これもブリリアントカットの変形版ファンシーシェイプカットです。このため、58面体の構成となっているのですが、輝きが強くなるという理由から、なかには18面体にカットされることもある。マーキーズとはフランス語で「侯爵」の称号を意味します。18世紀にルイ15世がポンパドール夫人にマーキーズを授けた頃、このカットが流行したことから命名されました。他のカッティング方法と比較すると、カラット数の割に大きく見せることができるのも特徴です。