Vol. 11 ココ・シャネル
ファッション・ジュエリーの世界に革命を起こしたデザイナー
ココ・シャネルは20世紀初めに有名になりましたが、彼女の革新的な考えが洋服やジュエリーに及ぼした影響は今も続いています。
ココ・シャネルはフランスの片田舎に生まれ、6才で孤児になりますが、幼少の頃のことはあまり知られていません。
1913年、シャネルはドーヴィルに小さなミリタリーショップを開店します。その後、セーター、スカートやアクセサリーも置くようになります。彼女の機能的で心地よいスタイルは、凝ったつくりで窮屈なスタイルに飽きていた裕福な顧客を魅了します。
1916年までには、シャネルルックは国際的に知られるようになっていました。1922年に発表された有名な香水No.5の成功が、ファッション、香水、コスチューム・ジュエリーを含むビジネスの基盤となりました。
1930年代、シャネルはイミテーションの宝石とファッション・ジュエリーを普及させ、ファッション産業に革命を起こしました。その頃のおしゃれな女性はそれまでの装いから、長くぶら下がったイヤリング、何連ものバングル、幾重にも重ねたパールのネックレス、ブローチに取り替えました。
シャネルは1938年に一度引退をしますが、1954年にカムバックし、新しいシャネルスーツを発表します。シャネルスーツは最も洗練されたスタイルとして、現在にも引き継がれています。
2015-03-03 16:38