ジュエリー・宝石用語集 た行
ダブルハート double heart
ヴィクトリア朝を代表するセンチメンタルなジュエリーのデザインモチーフ。一部が接触した二つのハートを横に繋げたデザインた多く、ジュエリーの種類としてはブローチが多い。
多色性 pleochroism
宝石のなかには2色または3色の色を伝達するものがあります。これは結晶方向によって光の吸収伝達が異なるため、その光の伝える色が異なるので多色性を示すものです。
チェリーニ Cellini, Benvenuto
フィレンツェの金細工師。教皇クレメンテス7世、フランス王フランソワ1世などのために作品を作りました。作家としてジュエリーの歴史に名前が残る最初の人。
チャザム Catham
アメリカのカリフォルニア州のチャザム社では、フラックス法でエメラルドやルビーなどを合成しています。
ティアラ Tiara
通常は王侯貴族の女性が正式の場でのみ用いる頭部飾りの一種。多くは頭の線に沿って湾曲し、前面が額の上部に大きく立ち上がったデザイン。
ディスパージョン dispersion
白色光が宝石中で屈折反射することによって白色光を構成する各色の光に分解されることをディスパージョンといいます。
ティファニー(ルイス) Tiffany, Louis
ティファニー家の二代目。ガラス、七宝、絵画、建築やジュエリーなど、多彩な分野で活躍しました。特にステンドグラスやランプの作品が有名です。
テーブルカット Table cut
正八面体の結晶の一方の頂点を磨き落として四角い平面を付けたカット。こうしたファセットをつけたカットは15世紀初め頃に登場し、ダイヤモンドだけでなく、色石などにも同じカットが見られます。
トゥッティ・フルッティ Tutti frutti
砂糖漬けの果物入りアイスクリームの名称ですが、ジュエリーでは1920年頃のアールデコの時代に、インドから来た彫りのある色石などを使って作られた、果物籠や花籠のデザインのブローチなどの総称。
ドーヴ dove
羽ばたく鳩をデザインしたもので、ヴィクトリア中期のジュエリーのモチーフとして広く用いられました。
ドミ・パリュール Demi Parure
デザインや素材などが共通したセット物のジュエリーのなかで、2点程度の少数のセットのことを言います。ネックレスと指輪、ネックレスとイヤリングの組み合わせが多いです。
トレンブラン
小さなばねを仕掛け、身に着けた人が動くにつれて、一部分だけが揺れるように作られたジュエリー。