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高品質でお手頃価格のジュエリーを買うならココ!シンプルな1カラットピアス、ペンダント、リング、セットジュエリーから、ゴージャスな一点ものまで、宝飾業界20年以上のキャリアで米国宝石学会宝石鑑定士(GIA・GG)の店長がセレクト。大人の女性が気軽に楽しめるコストパーフォーマンスの良いジュエリーをお届けします。

アレキサンドライト Alexandrite (6月の誕生石)

ジュエリーハートアート ジュエリー通販ショップ アレクサンドライト


鉱物名: クリソベリル(金緑石)
モース硬度: 8.
5
主な産出国: スリランカ、ブラジル、ミャンマー、ジンバブエ、マダガスカル
宝石言葉: 光栄、誕生、出発
誕生石: 6
守護石: 双子座

1830年、ロシアのウラル山中にあるエメラルド鉱山で、色はエメラルドに似ていますが、結晶の形状が明らかに違う宝石が採掘されました。しかも、太陽光の下では緑に輝き、ロウソクのそばではライトレッドに見えるという不思議な宝石。

当時のロシア皇帝アレキサンダー2世の誕生日に発見されたことから、のちにこれはアレキサンドライトと名づけられました。

このようにアレキサンドライトは比較的歴史の新しい宝石です。鉱物学的にはクリソベリルに属し、光線の違いによってこのような変色効果を現します。また、混同しやすいものに、似たような変色が認められる合成コランダム、一部のガーネットやトルマリンなどがあります。

アレキサンドライトは非常に希少価値が高いので、たとえ微弱であっても色の変化が確認されればよいものをされています。また、宝石のなかでさらに珍重されるのがアレキサンドライトキャッツアイです。1つの宝石で猫目と変色効果を同時に楽しめる贅沢さです!


ムーンストーン Moon Stone (6月の誕生石)

宝石 ムーンストーン

鉱物名: フェルドスパー(月長石)
モース硬度: 6~6
.5
主な産出国: スリランカ、オーストラリア、ミャンマー、ブラジルなど
宝石言葉: 穏やかな充足、恋の予感、満ち足りてゆく愛、幸運
誕生石: 6
守護石: 蟹座

その中に月の神ダイアナが宿るといわれる神秘の宝石がムーンストーンです。乳白色の宝石の中に青白い光が輝くために、青い月の光が連想され「ムーンストーン」と名づけられたそうです。

かつては旅の安全を導くお守りでしたが、現在ではパワーストーンの中でも、愛をもたらす「幸福の宝石」として、若い女性を中心に人気を集めています。月の光が離れた場所にいる人間同士を結びつけるという暗示から、遠距離恋愛の守護石として用いられてきました。パワーストーンとは人の潜在能力に働きかけ、持ち主に幸運をもたらしてくれるという宝石のことです。

ストーン・ヒーリングの分野では、ムーンストーンは呼吸器系に良い宝石とされているので、ペンダントにして胸に下げると効果的かもしれません。

ムーンストーンの宝石品質の決め手は、「シラー」と呼ばれるカボションカットの中央に浮かぶ陰のある独特の青白い光の現象と宝石の透明度の高さ。また、平らで薄い結晶が重なり合ってできているという構造上、非常に剥がれやすく、その方向に力が加わると割れやすいという性質をもっています。ですので、超音波での洗浄は避けて、お手入れは柔らかい布でこまめに拭くとよいですね。

翡翠(ひすい) Jadeite (5月の誕生石)

宝石 翡翠

鉱物名: ジェイダイト(硬玉)
モース硬度: 6.5
7
主な産出国: ミャンマー
宝石言葉: 健康、高貴、徳、長寿
誕生石: 5
守護石: 双子座

古代から中国や日本で珍重されてきた翡翠。ポピュラーな宝石のほとんどが透明であるのに対して、半透明で緑色の翡翠は、幽玄や枯淡など風雅な趣を好む東洋の人々にぴったりの宝石です。

特に指輪や帯留など、和風のスタイルによく使われている日本では、エメラルドと並んで、特別に5月の誕生石にリストアップされるほど親しまれている宝石です。また、緑に限らず、翡翠の7色といわれるくらいに多彩なカラーバリエーションがあります。

硬度はさほど高いわけではありませんが、繊維状でしっかりと絡み合った構造をしているので、宝石の中でも非常に耐久性に優れています。

翡翠にはジェイダイトの他に、ネフライトという全く別の鉱物もあります。ネフライトは美術・工芸品などに用いられる緑色の宝石ですが、美しさ、硬度、耐久性のどれをとっても、ジェイダイトの方が優れています。日本語の宝石名で、ジェイダイトが硬玉と呼ばれているのに対して、ネフライトは軟玉と呼ばれています。


ガーネット Garnet (1月の誕生石)


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鉱物名: ガーネット(ざくろ石)
モース硬度: 6.57.5
主な産出国: スリランカ、ブラジル、アメリカ合衆国など
宝石言葉: 貞操、友愛、忠実
誕生石: 1
守護石: 山羊座

ガーネットといえば美しいワインレッドの宝石を想像する人が多いようですが、実はいろいろなカラーバリエーションがあります。ガーネットと呼んでいるのは、組成が似た7種類の鉱物「ガーネットグループ」の宝石のことです。


アルマンダイト(濃い赤から茶色がかった赤)、パイロープ(血の赤)、ロードライトガーネット(赤紫)、スペサタイト(赤みのあるオレンジ色)などが赤ですが、アンドラダイト(黄色・緑・茶色)、グロシュラライト(オレンジ・緑・黄色など)は様々な色合いのものです。ロシアで少量産出されるエメラルドグリーンのデマントイドは、ダイヤモンドのような強い輝きがあるため、古いドイツ語でダイヤモンドの意味の「デマント」が名前の由来です。

古代では赤い宝石は血を連想させるため、赤いガーネットは血を止め、炎症を抑えると言われていました。また、不仲を解消させる(=流血の事態を防ぐ)とも信じられていました。それとは反対に、アジアや北米の部族では、ガーネットで死傷を負わせることができると信じ、より激しく流血させるために、手榴弾にガーネットを詰めていたそうです。

ガーネットの語源はラテン語のグラナタム(ざくろの意味)です。ちなみに、和名は「ざくろ石」です。

ガーネットは紀元前3000年には古代エジプトでジュエリーとして使われていました。キリスト誕生よりずっと前から珍重されてきたとても古い宝石なのですね。ノアが方舟で40昼夜も豪雨の中を漂流したとき、火のように輝くガーネットを舳先の明かりにしたと言い伝えられています。

ガーネットという宝石には様々なパワーがあると信じられてきました。憂鬱症や動悸を癒し、悪意を追い払い、創造性を豊かにする。また、持ち主を毒から守り、肺や血の病気を治し、怒りを抑え、不仲を解消するとも。旅人には健康のお守りでした。

トルマリン Tourmarine (10月の誕生石)

宝石 トルマリン
鉱物名: トルマリン(電気石)

モース硬度: 7.07.5
主な産出国: タンザニア、ブラジル、スリランカ
宝石言葉: すべてを満たす豊かな愛
誕生石: 10
守護石: てんびん座

トルマリンの語源はシンハリ語(スリランカの言葉)で「いろいろな色」を意味するトゥルマリ。無色・黄色・茶色・赤・ピンク・緑・深緑・青・黒… その魅力は何と言っても多彩なカラーバリエーションが楽しめることです。

その色によって宝石の呼び名もあり、赤・ピンク(ルーベライト)、青(インディゴライト)、紫(シベライト)、緑(ベルデライト)、黒(ショール)などです。宝石に用いられるもっともポピュラーな色は深いグリーンの透明なものです。また、華やかな色彩のピンクトルマリンは、友情や愛を育む宝石として若い女性を中心に人気があります。

色の多彩さ故に別の宝石と混同されることがよくあり、ルビーと思われてきた17世紀のロシアの王冠に付いた宝石が、実はトルマリンだった…ということもありました!(これをきっかけに赤・ピンクのトルマリンは「ルーベライト」と呼ばれるようになったそうです)。内側が赤で外側が緑で西瓜のように見える「ウォーターメロントルマリン」もあります。ブラジルで発見された蛍光色を帯びたグリーンやブルーの希少種「パライバトルマリン」は、とても高価です。

17世紀にブラジルからヨーロッパに輸出されたグリーントルマリンは「ブラジリアンエメラルド」と呼ばれていました。でも、この宝石はエメラルドとは違う特性があることがわかったのは、アムステルダムでのある夏の日のこと。子供たちがトルマリンの原石で遊んでいると太陽の光に暖められた石が灰や軽いものを引き付けることに気づきました。子供たちの親はこの結晶を「アッシェントレッカー(灰を引き付けるもの)」と呼び、タバコのパイプから灰を出すのに使っていたそうです。

トルマリンの日本名は「電気石」。これはトリマリンが暖めたり、擦ったりすると帯電し、電流やイオンが生じるためです。近年は、この性質を利用して肩こりや疲労回復などに効く健康グッズに加工されています。

ペリドット Peridot (8月の誕生石)

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鉱物名: オリビン(かんらん石)
モース硬度: 
6.57
主な産出国: セントジョン島、ミャンマー、オーストラリア、ブラジル、アメリカ合衆国など
宝石言葉: 友愛、夫婦の和合
誕生石: 8

守護石: 天秤座


18
世紀までペリドットはトパーズと呼ばれていました。このイエローグリーンの宝石をペリドットと最初に読んだのはフランス人です。サードオニキスと共に8月の誕生石です。

ペリドットは紀元前1500年にエジプトのアレキサンドリアで発見されました。古代エジプト人はペリドットを「太陽の宝石」と呼んで崇拝しました。古代の人々にとって暗闇は最大の恐怖でしたが、そんな中、明るいオリーブグリーンの色のペリドットは闇を照らし、悪魔を退散させるパワーがあると信じられていました。宝石の表面のオイルを塗ったようなしっとりとした輝きはペリドット特有のものです。

ペリドットにはその他にも様々なパワーがあると言われてきました。粉末にしたペリドットは喘息に効くとされ、処方されました。また、ペリドットを舌の下に入れると熱による喉の渇きを和らげると信じられていました。ペリドットは不安を取り去り、夫婦の絆を強くするとされてきました。お守りとしての威力を発揮させるためにはこの宝石をゴールドにセットしたそうです。

ペリドットは夜でも光り輝くと言われています。実際、薄明かりの中で緑色がより深くなるため「イブニング・エメラルド」とも呼ばれています。日本ではペリドットはどちらかというとカジュアルなイメージの宝石ですが、実はイブニングパーティーに合う宝石なのです。

ハワイのオアフ島にあるダイヤモンドヘッドは、太陽の光を反射してキラキラと輝いていたことに由来しています。しかし、そこの岩石に含まれていたのはダイヤモンドではなく、実はペリドットだったため、以来ペリドットは「ハワイのダイヤモンド」とも呼ばれるようになりました。

主な産出国は、オーストラリア、ブラジル、ミャンマー、スリランカ、アメリカなどです。本来ペリドットは結晶自体が小さくカラット数の大きいものは稀少性が高いのですが、世界最大のペリドットは319カラットで、現在はワシントンのスミソニアン博物館に収蔵されています。

ルビー Ruby (7月の誕生石)

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鉱物名: コランダム(鋼玉石)
モース硬度: 9
主な産出国: ミャンマー、タイ、スリランカなど
宝石言葉: 情熱、自由、率直
誕生石: 7月(赤は太陽のシンボルカラーであることから)
守護石: 牡羊座

ルビーは多くの
伝説を持つ宝石です。それは、情熱的とも神秘的とも言える血のような赤色のためでしょう。ルビーの語源であるラテン語のルベウスは「赤」という意味。おもにミャンマーで産出される最高級のルビーは、わずかに紫がかった鮮やかな赤でピジョンブラッド(鳩の血の色)と呼ばれています。

サンスクリット語で、ルビーはラトナラジ(宝石の王)と呼ばれ、身に着けていると健康、富、知恵、恋愛成就をもたらすと信じられてきました。左手にはめる指輪、もしくは左側に着けるブローチにしていると、敵の中に居ても平和に過ごせる不思議な能力が与えられたといいます。

キリスト教のことわざにいわく、『有能で、理知的かつ貞淑な女性 ・・・ どの男がそれを見つけるのか。彼女は宝石よりはるかに手が届かず、その価値はルビーよりはるかに高い』と。女性を小バカにしているようにも聞こえますが、いずれにせよ、ルビーが価値の尺度に選ばれたのは偶然ではありません。ダイヤモンドより稀少でダイヤモンドの次に硬く、その色が血・心臓・怒り・愛・勇気・火・王位などに象徴されたルビーは、世界中の歴史の中で、神話とイマジネーションの対象となってきた宝石なのです。

血の色・心臓の色をしたルビーは、古くからパッションとロマンスをもたらしてきました。転じて、愛と友情を引き寄せ、それを不変に保つパワーがあると信じられるようになりました。そのことから、ルビーは婚約指輪にピッタリの宝石と言えます。

ルビーの色が変わると持ち主に災難がふりかかる、という言い伝えもあります。英国王ヘンリー八世の最初の妻キャサリン・オブ・アラゴンは、最上のルビーを所有していましたが、あるときからそれが次第に色あせていったのです。そして、まさに言い伝えのとおり、ヘンリー王は侍女のアン・ブーリンと再婚し、キャサリンは離縁されてしまいます。しかしアンも、ついには王への裏切りの罪で処刑されてしまうのです。この一連のスキャンダルは、ローマンカトリックからイギリス国教会が1535年に離脱するという歴史的事態にまで発展します。英国王の離婚と再婚を正当化するためには、離婚が許されないローマンカトリックの教義は都合が悪かったのです。

ミャンマーとスリランカは最古のルビー産出国です。スリランカは現在も産出していますが、ミャンマーは第二次世界大戦以来の産出は安定していません。現在の最大産出国はタイ、その他ではアフガニスタン、インド、カンボジア、ケニア、パキスタン、タンザニアです。

宝飾品に使われるルビーは通常メレサイズから5カラットくらいまでです。高品質で大きなルビーは宝石の中でも最も稀少です。それでも、大英博物館には3,450カラットの結晶が所蔵されています。

トパーズ Topaz (11月の誕生石)

宝石 トパーズ
鉱物名: トパーズ(黄玉)
モース硬度: 8
主な産出国: ブラジル、スリランカ、ミャンマー、ロシアなど
宝石言葉: 友情、忠実
誕生石: 11
守護石: 射手座

シェリー酒の色とベルベットの外観をもつといわれるトパーズ。赤みがかったオレンジ色のものは特に「インペリアルトパーズ」と呼ばれます。トパーズには黄色やオレンジ色のものだけでなく、無色や青など多くの色調のものがあります。ダイヤモンドに匹敵する優れた光沢が美しい宝石です。

トパーズの名前の由来はギリシャ語の「トパゾス」(紅海に浮かぶ島の名で探し求めるという意味)です。探求するという言葉が幸福の探求に転意し、また、夜も輝くことから、この宝石は暗闇の恐怖や邪悪を追い払うと信じられていました。古代エジプト人は、トパーズの金色は太陽神ラーの放つ光によると思っていました。古代ローマ人もまた、トパーズを太陽の神ジュピターになぞらえていました。

ギリシャ人はトパーズが力を与えてくれると信じており、悪夢や魔力から守ってくれ、知恵を与えてくれるお守りとして身に着けていたそうです。伝説によれば、この宝石を身に着けると、いざというときに他の人から見えなくなり、美しさ、知性、忠誠、そして長寿を確かなものにするといわれていました。様々な病気にも効くと信じられており、喘息、不眠症、出血、火傷などの治療のために粉末にされたトパーズがワインに混ぜて飲まれていました。また、毒の入った食べ物や飲み物に触れると色が変わるとも言われていました。

かつてインドでは傷口を治すヒーリングジェム(治癒の宝石)、古代エジプトでは体力を回復させる宝石、また現在ではビタミンCを得る宝石などと言われ、健康を保つお守りとしても知られています。

博物館に所蔵されているなかにはトパーズの逸品が見られます。中でも最大級のものとしては、アメリカ自然史博物館所蔵の「ブラジルのプリンセス」と呼ばれるブルーのトパーズで約21,000カラットです。

サファイア Sapphire (9月の誕生石)

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鉱物名: コランダム(鋼玉石)
モース硬度: 9
主な産出国: スリランカ、ミャンマー、タイ、インド、オーストラリアなど
宝石言葉: 賢明、誠実、真理
誕生石: 9月(青く澄み渡った秋晴れの空を思わせることから)
守護石: 牡牛座

サファイアというと青を思い浮かべる方が多いでしょうが、サファイアはコランダムという鉱物のうちで、赤以外の色のものの総称です。ちなみに赤のコランダムが「ルビー」です。サファイアは青が一般的ですが、緑、オレンジ、黄、金色、赤紫、ピンクなどもあります。サファイアの語源がギリシア語やラテン語で「青」を意味することから、一般的にサファイアはブルーサファイアのことをさします。青の中でもインド・カシミール産のコーンフラワー(矢車菊)ブルーは最良質とされています。

青以外のサファイアをファンシーサファイアといい、普通は「イエローサファイア」のように、色名+サファイアで呼びます。なかでもスリランカ産で、ピンクがかったオレンジ色のパパラチア(蓮の花)サファイアは希少価値が高いものです。サファイアの主な産地はオーストラリア、スリランカ、タイです。

出エジプト記によると、神がモーゼに与えた十戒は、サファイアの石板に書かれていたとされています。古代から、サファイアは純真と真実に代表される神聖性に関連づけられ、神のご加護を得えられると信じられていました。また、サファイアは、目の病気や疫病の薬、解毒剤として使われました。魔術師は、かすかな御神託を聞き取るため、サファイアをもっとも好んだということです。

世界でもっとも有名で美しいとされるサファイアは、ワシントンのスミソニアン博物館が所蔵するローガンサファイア(423カラットのスリランカ産のブルーサファイア)です。スミソニアンにはその他にも98.6ラットのビスマルクサファイアや、92.6カラットのビルマ産イエローサファイアなどがあります。トロントのロイヤルオンタリオ博物館や、ニューヨークのアメリカ自然史博物館にも素晴らしいサファイアが所蔵されています。

現代でも、セレブが所有しているものの中に素晴らしいサファイアがあります。英国王室ではアン王女とダイアナ元妃の婚約指輪はサファイアでした。また、エリザベス・テイラーのジュエリーコレクションには、20カラットの婚約指輪や77カラットのビルマ産サファイアのペンダントがあります。

オパール Opal (10月の誕生石)

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鉱物名: オパール(蛋白石)
モース硬度: 5~6.5
主な産出国: オーストラリア、メキシコ、ホンジュラス、ブラジルなど
宝石言葉: 希望、幸福
誕生石: 10
守護石: 蠍座

オパールの魅力は何といってもその虹色や玉虫色に輝く光の美しさですね。この光が反射・屈折してきらめく色の変化は「プレイ・オブ・カラー(遊色効果)」と呼ばれ、オパールの価値を決めるもっとも重要な要素となっています。「遊色効果」はオパールを構成する微粒子(シリカ)が光の干渉を受けて、斑点の色が変わり、青、緑、赤などカラフルな光を放つ効果のことをいいます。特に色の出方が多彩で価値のあるものを「プレシャスオパール」と呼びます。

オパールはボディカラーによって呼び名も変化します。白から乳白色のものは「ホワイトオパール」もしくは「オーストラリアオパール」、グレーから黒・青・緑のものは「ブラックオパール」、黄からオレンジ・赤のものは「ファイアオパール」もしくは「メキシコオパール」と呼ばれています。

オパールの語源はサンスクリット語のウパラ(宝石)です。古代にはオパールは聖なる宝石とみなされ、ローマ人は「キューピッドストーン(天使の石)」と呼んでいました。古代ギリシャ人はオパールを持っていると先見の明や予言の才能に恵まれ、病気から守ってくれると信じていました。シェイクスピアはオパールを「宝石の女王」と褒め称えています。

有名な作家サー・ウォルター・スコットの小説「ガースティンのアン」のなかで、オパールは不幸な主人公と運命をともにして滅び去っていく宝石として描かれています。そこからこの宝石は持ち主を不運にするという迷信が生まれたのですが、もちろん今ではそのような話を信じる人はいません。

マイナスなイメージがあるとするれば、オパールには水が含まれていて、それが乾くと加工中にとても割れやすいのです。デリケートな宝石ですので、他の宝石類と接触しないように保管してくださいね。また、火に注意してあげましょう。

オパールは様々な地域で産出されますが、最大の産出国はオーストラリアです。その他にはメキシコ、ブラジル、アメリカなどがあります。

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